プリキュアに人生を救われた話
2018年になってすぐの私は就活生でした。
ひと月ほど前に更新したブログで言いましたが、私は高校三年時に全く受験勉強をしなかったため、浪人を経験しました。 周りの人より一年多く受験に人生を費やし、その一年間でさえもろくすっぽ受験勉強しなかった人間が大学生になっても結局へらへら毎日を過ごすだけ。 そんな人間は『大学四年生になるための単位数は足りていても、必須科目を取得できず留年』してしまいます。
その後半年遅れで四年生に成れたものの、就職活動もぶっちゃけ面倒で、「このまました薄っぺらな人生を歩んでくんだろーな。」「とりあえず周りのみんなに足並み合わせて、」「将来のこと考えてる体で日々を過ごそう。」としていました。でも、「俺、これから先、どうなるんだろう……」という将来への不安も抱えつつ……。
そんな感じで迎えた2018年。
『HUGっと!プリキュア』が放送開始されました。
その時期の私は、別段プリキュアが好きな訳でもなく、ニチアサを見る一環として、気が向いたらキュウレンジャーの後に流し見をしてる程度でした。 ニチアサ魔女っ子シリーズなんておジャ魔女どれみを幼稚園の頃見てたなー、なんて程度でしたし。
なのでハグプリも「とりあえず1話見てみようかな」みたいな気持ちでテレビの前「待機してました。
実際その時見てみようと思ったきっかけだって「へー、今年でプリキュア15周年なんだ。」「なんかキャラデザかわいいわね?」「黄色の子、ちょっと好きじゃん。」ぐらいです。
(そもそも当時ニチアサを見てた理由だって現実逃避の一環だったし。 ヒーローの活躍を見て「格好良い!」って思ってる時だけはその時の悩みだって忘れられたし。)
そして迎えた本放送。
『フレ!フレ!わたし! がんばれ!がんばれ!オーっ!』
『大人っぽいイケてるわたしに!』
『なんでもできる! なんでもなれる!』
『フレ!フレ! みんなーっ!』
───(中略)───
『ここで逃げたら、かっこわるい』
『そんなの… わたしがなりたい、野乃はなじゃない!』
『輝く未来を抱きしめて!』『みんなを応援!』
『フレフレ! ハート・フォー・ユー!』
こいつの心には、どれだけのアスパワワがあるんや……!
『これなら、未来を…!』
エンディングまで見終わって気づきました。その時の私、ゲロゲロ泣いてました。 なんならオープニングイントロのアバンからすでに泣いてました。
さっきハグプリ1話見てたんですけど、ボロボロ泣きながら見てました
— yorkie🚅 (@Qyixon) 2018年3月6日
とにかく劇中で主役のプリキュア=野乃はなが自分だけじゃなく、周りのみんなたちのことを応援するんです。
『フレフレ!わたし!』
『フレフレ!ママもがんばれ!』
そんな元気な中学生=キュアエールが、視聴者のまでも応援するんですよ!
『フレフレ! あなたはなんでもできる! なんでもなれる!』って!
ろくでもない人生を歩んできたしょーもない私のことを、『君の未来は明るいぞ!』って、プリキュアが応援してくれる! 就活や将来の不安がたったの30分でどこかに吹き飛んでったんですよ!
おかげで翌日の月曜日から就活に精を出すことができましたし、書類選考の時点で落とされてちょっぴりくじけても、前回のハグプリを思い出して頑張れたし、好印象の面接の後に届いたお祈りメールのあと、もっとくじけたとしても「日曜日にはプリキュアが見れる!それまで頑張ろう!」って生き抜けました。 今では立派な社会人として毎日お仕事に勤しんでいます。
なんならハグプリのおかげでプリキュアシリーズに興味を持てて、10作品くらい観て、その度に元気を、勇気をもらいました(全部泣いた)。
プリキュアの映画も見に行くようになったし(毎回泣く)、プリキュアライブも行くようになりました(絶対泣いてる)。 プリキュア友達だって出来ました。 ありがとうプリキュア…それしか言葉が見つからない……。
そんな感じで、キュアエールに応援してもらった話でした。 まだ「HUGっと!プリキュア〜? どうせ普通の女児向けアニメでしょ」とか思ってる方は1話だけでも見てみてください。 そしてあなたもキュアエールに応援されて明日からも頑張ろうって気持ちになりましょう。
それでも平日、目が覚めたときや通勤日にちょっと心が萎えちゃった時にはキュアエールのキャラソン『フレフレ!アイム・ア・チアリーダー!!』を聴いて元気になりましょう。
ところで先日、キュアエールのフィギュアーツがうちにやって来ました。
いやあ、めちゃめちゃかわいいですね。 蛇足なんですけど、このキュアエールちゃんのパンツを脱がしてあげると足の可動域がちょっと広がりました。